本日は、2018年1月1日。あけましておめでとうございます!
(この投稿はこのブログを開設してから初の記事、そして2018年年明け後、記念すべき最初の記事です!)
ところで、あなたの新年の抱負 New Year’s resolution は何ですか?
・・・え?新しいことにチャレンジするには、もう歳を取りすぎているって?
そう諦める前に、本日はそんなあなたにピッタリな名言をご紹介します。
Contents
ポジティブ名言集 第1弾:「新しいことにチャレンジするのに年齢制限はない!」
You are never too old to set another goal or dream a new dream. (↑ クリックすると音声が聴けます♪)
日本語訳&解釈
「新たな目標を掲げたり、新たな夢を追いかけるのに、歳をとりすぎているということなどない。」
(直訳:歳を取りすぎて、次の目標を設定したり、新たな夢を持つことはできないなどということはない。)
新たな夢や目標を持つのに年齢など関係ない。歳をとってからでも、いろいろなことにチャレンジしたっていいんだよ!
・・・そんな想いが伝わってくる名言ですね。
なので、「この年齢で新しい目標なんて無理無理」などと言い訳するのはもうやめませんか? 人間、死ぬまで次なる目標に向かって走り続ける…それが、人生そのものなのかもしれません。
そんなわたしも、2018年、新たなゴールを目指して走り続けようと思っています!
この名言の作者 “Who coined this phrase?”
このフレーズ、だれが作ったの? Who coined this phrase?
この名言の作者は、C. S. Lewis(C・S ルイス)。 (1898年11月29日 – 1963年11月22日)イギリスの小説家、詩人、学者、中世文化研究者、キリスト教擁護者。(英語版ウィキペディアはこちら。)
語句&文法解説
今回の名言のキーとなる構文です。
never too ~ to — =「~過ぎて、—ないなどということはない。」
回りくどい言い回しかもしれませんが、二重否定ですね。
つまり、too ~ to —「~過ぎて、— ない」という否定の意味合いが入った構文にさらに never が付いているので、「~過ぎて、— ないなどということはない。」という意味になります。
<例文>TRUTH – It’s never too late to tell it!
「真実 – 語るのに遅すぎるということなどない!」
fake media などと言われているように、情報が氾濫している昨今においては、何が真実なのか見極めるのは容易ではありません。真実を語るのに、「いまさら」なんていう感覚は必要ない、という意味ですね。
set another goal は、「もう一つのゴールをセットする」、つまり「新たな目標を立てる(set a new goal)」という意味。「目標を設定する」という言い方は、ほかにも set a target 、establish an objective などあります。
dream a new dream で「新しい夢を見る」という意味。最初の dream は「夢を見る」という動詞。最後の dream が「夢」という名詞形。「夢を見る(持つ)」の別の言い方として、 have a dream も同じ意味。
have a dream といえば、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として知られた Martin Luther King, Jr.(キング牧師)の “I have a dream.” という演説が有名ですね。
また、映画 Mamma Mia「マンマ・ミーア!」でメインキャストだった Amanda Seyfried(アマンダ・セイフリッド)が歌っている “I Have A Dream.” という歌も、元々は ABBA の曲として有名でした。「マンマ・ミーア!」といえば、今年2018年夏ごろに第二弾 MAMMA MIA 2: HERE WE GO AGAIN が公開されます!今から楽しみです~♪
この名言を日常英会話でどう使いこなす?
この名言 You are never too old to set another goal or dream a new dream.・・・そのまま日常英会話でも使っても全然OKだと思いますが、他に応用が効く言い方はないでしょうか?
会話のシチュエーションとしては、年齢を理由にある行動をしり込みしている人などに対して、「励ます」意味で使えそうですね。また、自分が「まだオレはそんなに年老いていないよ!」と相手にアピールするときにも使えます。
たとえば・・・
<会話例1> 現在の勤務先がどうやらリストラを開始したらしい。次は自分の番じゃないか、と心配する彼に対してあなたがアドバイス。
彼)Looks like my employer began downsizing. I'm really concerned if I could be the next. 「会社がリストラを始めたようだよ。次は自分じゃないかって、マジで心配だよ。」
あなた)Having only a single stream of income is risky in the first place. Multiple streams of income will be necessary.「そもそも1つのところからしか収入がないのが危険だよね。複数の収入源が必要だな。」
彼)Well, I'm afraid I'm too old to start something new.「でも、何か新しいことを始めるには歳を取りすぎちゃってるしね。」
あなた)I disagree. You are never too old to start something new, even to start your own business through internet. 「そうは思わないよ。新しいことを始めるのに歳をとりすぎてるなんてことないよ。インターネットを使って起業することだってね。」
たしかに、「あなた」が言うように、最近は若くして成功を収めたインターネット起業家たちもいますしね。いくつになっても、チャレンジはできますよ! 実際に、私の周りでも起業している人、少なくないですしね。
multiple streams of income「複数の収入源」・・・こんな言い方もぜひ覚えたい表現ですね。multiple は single「単一の」に対して「複数の」、stream は「(川などの)流れ」という意味です。
<会話例2> 50代のあなた。今年の夏からサーフィンをはじめたい、と奥さんに告げると、きつい一言が・・・・。そんな奥さんにあなたならどう切り返す?
あなた)Honey, I wanna start surfing this summer. Actually, this is one of my new year's resolutions.「ねえ、今年の夏、サーフィン始めたいんだけど。実は、新年の抱負の一つでもあるんだ。」
奥さん)Are you out of your mind? You can't even swim well! Besides, think about how old you are!「気でも狂った? 上手に泳ぐことすらできないじゃない!それに、年齢考えてごらんなさいよ!」
あなた)Calm down! I'm never too old to start surfing! My legs and waist are still strong. You know that, don't you?「落ち着いて!サーフィンを始めるのに歳をとりすぎてるなんて思ってないし。僕の足腰はまだ強いし。分かるよね?」
奥さん)What are you talking about? Ok, but, who's gonna pay for all the expenses? Surfing also takes money, not only your time and energy, am I right?「何のこと? 分かった、でもね、だれが(サーフィンにかかる)経費を払うの? サーフィンって、時間やエネルギーだけじゃなく、お金もかかるでしょ?」
あなた)That's a good point. Well, let me ask my boss tomorrow if I can get a pay raise. At least asking doesn't hurt, right?「それも分かるんだけど。明日、昇給可能かどうかボスにきいてみるよ。少なくとも聞くだけなら問題ないよね?」
なんか、どこにでもありそうな?夫婦の会話かもしれませんが・・・💦 奥さん、Are you out of your mind? とはいきなりきついですね。笑 言われた「あなた」、まさに Ouch! 「イテテテ!」って感じです。out of one’s mind で、「気が狂った」、つまり Are you crazy? と同じ意味。ほかの言い方で、Are you insane? や、Are you nuts? というスラング表現もありますよ。
「あなた」は奥さんに対抗して、Calm down. と、なんとか奥さんをなだめたいところ。同じ意味で、Settle down. も使えますね。ほかには、Chill! とか Chill out! という言い方もありますが、挑戦的な言い方なので、よほど気心知れた相手じゃないと喧嘩を売ってしまうことになります。よって、使う相手を間違えないようにしましょう。
そのあと、足腰が「まだ使えている」ことをアピールして、You know that, don’t you? とでましたか。意味深だけど、いい切り返しだと思います。(笑)
pay raise は、「昇給」という意味で、名詞的に使っています。get a pay raise で「昇給を得る」。ask for a pay raise で「昇給を求める」。不定冠詞の a が付くので、注意しましょう。
最後の Asking doesn't hurt. は、文字通りの意味は「尋ねることで傷つくことはない」。つまり、「尋ねても問題ない」と言っています。It doesn't hurt to ask. とも言えます。通常は否定形で使います。他の例では、酒場で Another drink won't hurt.「もう一杯いっても大丈夫っしょ。」などとも言えますね。
さて、このあと、「あなた」は無事にこの夏からサーフィンをはじめてもよい、という「許し」が下りたのでしょうか? ボスよりも手ごわい奥さんですからね。というより、うちに帰ればもう一人の「ボス」がいるって?? I'm sorry to hear that....(ご愁傷さまです)
今日のポジティブ名言のまとめ
今日のフレーズは、
・・・でした。
英語のように第二外国語の習得は若い時から始めたほうが有利だ、とも言われています。しかし、ある程度年齢がいってしまえばもうダメなのか?・・・いや、そんなことは決してないですよ。50歳を過ぎてアメリカ駐在を命じられ、英語をほぼ一からやり直して1年余りで簡単な日常会話はなんとかできるようになった、という人も実際に知っています。
要は、
You are never too old to learn English!! なんですね!